玉ねぎの収穫の前準備の画像を見ますと、1条多いです!(^^)!

全国的には4条植えが主で、地域によってはその地域の気候を生かして、うねの幅を広くし６条や8条とされている他県もあるようですが、全国第2位の生産を誇る佐賀県白石地区でも5条植えはこれまで聞いたことがありません。

機械が4条仕様になっているので「手植え」だからこそできることです。

きっかけは、ここ数年玉ねぎが大玉傾向で規格外の大きさになるものもあり、これは温暖化や暖冬の影響で、この状況は続くものと考えられてのことでした。

うねにも地力にもまだ余力がある。たまねぎの本数を増やし、地力を分散させる事で育ち過ぎを抑えられるのではないかと考えた事でした。

うまくいけば、良い玉ねぎが4条分の経費で5条分の収量を得られる。また、労力も管理する面積が増えない等、メリットが多くありました。

うまくいかなければ、すべてダメになる可能性もないわけではなく・・・。

彼は、熱い男ですから一部を試験的に…ではなく、全てをやってしまいました。

定植するまでの準備や管理、収穫までこれまでとはちょっとだけ違う色々な事に、ちょっとの心配と期待をもち、細心の注意を払っての挑戦でした。

結果は「ばっちり」です！！

話を聞かれたのか、次々に見学者が現れ、しまいには知らない人が勝手に圃場に入って見ている…ということもありました。

おかげさまで、これまでの4条と何ら変わりなく早生玉ねぎも赤玉ねぎも収穫できました。

そして今年も、もちろん5条植えでの定植、続行中です！！